2021年3月20日のJPOPランキング

AllJpopRank編集部コメント


2021年3月20日のJPOP音楽ランキング。

気温が上がり、緊急事態宣言も解除ということで、チャートも「春」を意識した楽曲が少しづつランキングを賑わせつつある。あいみょんの「桜が降る夜は」やコブクロの「蕾」藤井風の「旅路」など。

そんな中、宇多田ヒカル「One Last Kiss」が多数のチャート上位を占めている。この楽曲は、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソングで、3月8日より公開された完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」と合わせて発売されている。過去テーマ曲「Beautiful World (Da Capo Version)」もランクイン。

JOYSOUND カラオケランキングにも、永遠のエヴァンゲリオンテーマ曲、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」がランクインし、しばらくエヴァブームは続くと思われる。

他JPOP人気曲は、先月に引き続き、ADO「うっせぇわ」、YOASOBI「夜に駆ける」「怪物」、優里「ドライフラワー」、Kis-My-Ft2「Luv Bias」あたりが根強い人気。ADO「うっせぇわ」、YOASOBI「夜に駆ける」、優里「ドライフラワー」もカラオケで歌われる定番曲に早くもなりつつあり、カラオケの鉄人 月間カラオケランキングでも上位を占める。

BTS「Dynamite」もロングヒットで未だチャートイン。他、Awesome City Club「勿忘」も根強い。King Gnu「泡」もランクイン。「泡」は映画「太陽は動かない」主題歌。

アイドル系では、BEYOOOOONDS「激辛LOVE」がオリコンチャート一位と、ハロプロ・アップフロントワークスがAKB、坂道系の間に割り込んでいる。柏木由紀「CAN YOU WALK WITH ME??」はよく分からない。

男性系はKPOP人気が強い。NCT 127「gimme gimme」など。中でもHMV&BOOKS online 売れ筋ランキングで、SEVENTEENとKing & Princeの予約合戦が気になる。Kis-My-Ft2、SixTONESなどジャニーズ系、LDH系の巻き返しに期待。

NiziU「Make you happy」「Take a picture/Poppin' Shakin'」といくつかランクインしているが、そろそろ次が出てこないと厳しいと思われる。ヒット曲が求められているのは、櫻坂46「BAN」にも同じことが言えるだろう。

アニメでは通常のラブライブ、バンドリ、アイマス勢を差し置いて、「うまぴょい伝説」「ユメヲカケル!」「Make debut!」「winning the soul」などがランクイン。これらは、「ウマ娘プリティーダービー(略称『ウマ娘』)」という、競馬の名馬を美少女化したCygamesのソーシャルゲームで使われている楽曲で、2018年12月に配信の延期が発表された後、2021年2月24日よりようやく配信開始された。

アニメはSeason 2も2021年1月4日より放映。

ソーシャルゲームを軸に、アニメ、コミックとメディアミックス展開のほか、古くからの競馬ファンも入り乱れ、ブームが巻き起こっているように思える。

エヴァンゲリオンもパチンコをきっかけに再熱したように、ギャンブル、課金ゲームとアニメ、それに付随したメディア展開〜テーマソングは、日本において「勝ちパターン」「お家芸」になりつつあると感じる。

『ウマ娘』が今後定着化するか、今後も定点観測を続けていきたい。

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」上原歩夢役として出演している声優・大西亜玖璃のアーティストデビューシングル「本日は晴天なり」もオリコンランキングにチャートイン。

バイラル、SNS系では川崎鷹也が熱い。「魔法の絨毯」に続き、「サクラウサギ」は有線チャートにも登場。“卒業”がテーマ。「好き」と伝えたいが伝えられずにいる主人公の心情を“うさぎ”に例えて歌った楽曲。LINE LIVEで実施されたコンテストで採用された登場人物のMVにも注目。瑛人、優里に続き、川崎鷹也がどこまで伸びるのか、4月のJPOPランキングでも追っていく。

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