2022年1月31日のJPOPランキング

AllJpopRank編集部JPOPランキングコメント


2022年1月31日のJPOP音楽ランキング。
2022年1月も早くも終わりに近づき、コロナオミクロン株で未曾有の感染者数に怯える日々が続く。

2022年1月のチャートで目立った動きは、先月よりランクインしたAimer「残響散歌」、King Gnu「一途」「逆夢」が上位を占める。Aimerの「残響散歌」「朝が来る」はテレビアニメ『鬼滅の刃「遊郭編」』のOPテーマ、EDテーマ。King Gnu「一途」「逆夢」は映画『劇場版 呪術廻戦 0』主題歌で、主人公・乙骨憂太と里香の関係性を表すような歌詞になっている。

また、先月に引き続き優里「ベテルギウス」がランクイン。「ドライフラワー」は超ロングヒット。

マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」の人気が徐々に上昇。ビルボードでも5位。リリース自体は2021年11月3日なので、約3ヶ月で、短尺でエモさを求めるTikTokとの相性が影響していると思われる。

Official髭男dismの「Anarchy」もランクイン。2022年1月14日公開の映画、コンフィデンスマンJP 英雄編の主題歌。定番化するか注目。

男性グループは、なにわ男子「初心LOVE (うぶらぶ)」、ジャニーズWEST「黎明/進むしかねぇ」、SixTONES「Rosy」など。他、アイドルとは異なるが、Da-iCE「CITRUS」、ONE N' ONLY「What's Your Favorite?」しか見当たらなず、音楽チャートとしては谷間の期間かもしれない。

なにわ男子は2021年11月12日にデビューしたジャニーズ7人グループ。関ジャニ∞のメンバー、大倉忠義が携わっている事でも注目。ONE N' ONLYはスターダストプロモーションに所属する若手俳優で構成された「恵比寿学園男子部」からの派生プロジェクト。

女性アイドルも珍しく、AKB系、坂道系もランキング不在。BiSH「FiNAL SHiTS」、ラストアイドル「Break a leg!」、ばってん少女隊「わたし、恋始めたってよ!」Juice=Juice「プラスティック・ラブ」など。

BiSH「FiNAL SHiTS」は解散に向けた12ヶ月連続リリース第1弾で、解散自体は2023年と先は長い。

ばってん少女隊は福岡を拠点に活動するアイドルグループで、ロック調の曲が特徴だったが、今回の楽曲「わたし、恋始めたってよ!」はダンス調。

KPOP系ではKep1er「WA DA DA」がランクイン。Kep1erは日中韓合同オーディション番組「Girls Planet 999(ガールズプラネット999):少女祭典(しょうじょさいてん)」より投票で選ばれた9人のメンバーで結成されたグループ。メンバー構成は韓国人6人、日本人2人、中国人1人と10代を中心に人気が高まっている。

カラオケは、川崎 鷹也「魔法の絨毯」がJOYSOUNDの3位に登場。「魔法の絨毯」は少しづつ人気が出てとうとうカラオケランキングにもチャートイン。他はDa-iCE「CITRUS」が10位にランクインしている以外は大きな変動が見当たらず。

TSUTAYA、GEOではロングセラーのCDが未だ目立つ。YOASOBI「THE BOOK」「THE BOOK2」、米津 玄師「STRAY SHEEP」BTS「BTS, THE BEST」など。東京事変「総合」がTSUTAYAチャートにのみランクインしているのも興味深い。

アニメは小笠原仁「TURBO」からの楽曲がランクイン。小笠原仁は2021年12月15日(水)にアーティストデビュー。2019年12月よりバンドや声優として活動開始。

25時、ナイトコードで。はスマートフォン向けリズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に登場する、正体不明の音楽サークル。

「ミストトレインガールズ オリジナル・サウンドトラック」は東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット99」にて先行販売予定された作品。

まふまふのトリビュートアルバム「まふまふ トリビュートアルバム ~転生~ 10周年記念盤」もランクイン。

羽多野渉「Breakers」はTVアニメ「さんかく窓の外側は夜」EDテーマ。

ANiUTa ランキングの3位Vivian or Kazuma「moment」は2003年1月29日に発売された伝説的な曲でMBS・TBSテレビ系アニメ「機動戦士ガンダムSEED」オープニング・テーマ。Vivian or Kazumaはビビアン・スーと、02年3月に惜しまれつつ解散したSIAM SHADEのボーカル・ギター、Kazumaによるユニット。

SNS、バイラル系は優里「レオ」和ぬか「進め!そっちだ!」などいつの間にかメジャー化してしてしまったアーティストがチャートを占める中、Saucy Dog「シンデレラボーイ」、iri「摩天楼」
Saucy DogはA-Sketch所属の3ピースバンドで、「シンデレラボーイ」は5thミニアルバム『レイジーサンデー』の収録曲。iriは「THE FIRST TAKE」にも登場、と、純粋にSNSで拡散培養されたアーティストが不在になり、新しいマーケットとして着目した音楽レーベルが暗躍しているようになりつつあるのではと思われる。

そう考えるならば、AmazonMusicやYoutubeチャートで登場する V.W.P「言霊」、すりぃ「フクロウさん (すりぃ ver.)」、花譜 & たなか「飛翔するmeme」、ピノキオピー「神っぽいな (feat. 初音ミク) 」など所謂ボカロP、歌い手らが本当に純粋なSNS支持を集めている楽曲なのかもしれない。視聴者は敏感ですぐに飽き見抜かれる。

2022年1月よりコロナの感染拡大や国際問題、北京オリンピックと年初から憂鬱な状態が続いているが、音楽業界はまだエンジン空吹かしといったところだろうか。春に向けた楽曲でまた賑わってもらいたい。

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